共同住宅を設計するためにする100のこと

process5 建物配置

それでは計画敷地に対して建物を配置します。その際、敷地境界線に対してどのくらい離して建物を配置すればいいのでしょう。その離隔寸法を決める要因がいくつかあるのでご説明します。 民法234条 建物を築造するには、境界線から50センチ...
共同住宅を設計するためにする100のこと

process4 容積率(ようせきりつ)

今回は建築基準法52条容積率を考えます。 容積率とは建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合のことをいいます。ではまず計画敷地の許容容積率を算定します。 これで計画する共同住宅の容積率の上限値が分かりました。 ...
共同住宅を設計するためにする100のこと

process3 建蔽率(けんぺいりつ)

では敷地に建物を設計していきましょう。 まず建築基準法53条建蔽率を考えます。 建蔽率とは建築物の建築面積の敷地面積に対する割合のことをいいます。 建蔽率は場所ごとに都市計画で定められていて、役所の都市計画課やホー...
建築基準法

階段を整理する

共同住宅には建物を高層化することにより土地の効率利用を図っています。その場合当然基準階から地上階への移動手段や避難手段として階段を設けます。 だだ階段の数や種類、形状は様々な条件により求められるものが変わってきます。 こ...
共同住宅を設計するためにする100のこと

process2 道路を見極める

まず敷地と道路の関係ですが”建築物の敷地は、建築基準法42条に定義する幅員4m以上の道路に、2m以上接しなければならない”と建築基準法43条1項に定義されています。ではまず建築基準法42条に定義される道路種別をみてみましょう。 ...
コラム

column1 共同住宅に関わる知っておきたい価格

①土地価格単純に土地値を土地坪数で割ったものが土地の坪単価です。この土地は坪いくらという話がよく出てきますが有名なのは銀座とかでしょうか。それとは別に1種単価というものがあります。その土地が都市計画法で定められた容積率いっぱいに建物の販売...
共同住宅を設計するためにする100のこと

process1 敷地を起こす

共同住宅を設計するには、まず敷地を起こす必要があります。敷地境界線と建物の位置関係には建築基準法などの様々な規制がありますので、敷地形状を正確に起こすことは後で手戻りすることを避けるためにも非常に重要な作業です。 計画が確定し...
電気設計

照度計算

エントランスホールの照明計画は、電気設計者におまかせするのではなく、意匠設計者が方向性を示すべきだと考えられます。その際、照度計算が完璧でなくても問題ありませんので、この程度で十分そうだとあたりをつけるのも、意匠設計者の役割だと思われま...
消防関連

消防 省令第40号

共同住宅を設計するうえで消防の「特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令」(平成17年総務省令第40号)は必ず押さえておかなければなりません。 「特定共同住宅等における必要とされ...
消防関連

消防法の区画

最後に消防法の区画をみていきましょう。まず省令40号関連の共住区画です。ちなみに省令40号関連は共同住宅を設計するうえで押さえておかなければならない大きな項目ですので別の機会でまとめたいと考えています。 消防法の区画 ①共住区画...