エントランスホールの照明計画は、電気設計者におまかせするのではなく、意匠設計者が方向性を示すべきだと考えられます。その際、照度計算が完璧でなくても問題ありませんので、この程度で十分そうだとあたりをつけるのも、意匠設計者の役割だと思われます。
その検討をするのに重宝するサイトをご紹介します。
東芝ライテック株式会社のサイトにWeb版簡易照度計算・分布図作成ツール(光束法)というツールが無料で公開されています。Web版ですのでWeb上で起動しCSV形式でデータの保存もできるという優れものです。
共同住宅の部位ごとの必要照度の目安は次のようになります。
エントランスホール 100~150lx
共用廊下(外廊下) 30~ 75lx
共用廊下(内廊下) 75~150lx
管理室 400lx
外部駐車場 30~75lx
ちなみに事務所で 1000lx
店舗で 1000~1500lx程度必要と言われます。
ちなみにこちらは先ほどの芝ライテック株式会社のサイトにWeb版簡易照度計算・分布図作成ツール(光束法)を使って共同住宅のエントランスホールの照度計算をしてみました。
平均値が168lxとなっており暗すぎず明るすぎずで落ち着いた雰囲気のエントランスホールの照明計画になっています。また最近の共同住宅の内廊下の照明計画は暗めにしてホテルライクな計画にするのが
主流になっている気がします。
コメント